パルブレッドは、「心豊かな共生の社会づくり」をめざす
パルシステムグループの一員として、企業の社会的責任の視点から、様々な社会・環境活動に積極的に取り組んでいます。
パン作りに欠かせないショートニングや食用パーム油の原料となるパーム油は、味やにおいがないので、さまざまな用途に広がり、世界中で消費量が増えています。
近年、インドネシアやマレーシアを中心に、熱帯雨林を伐採してアブラヤシ農園開発が進められるなど、環境問題も指摘されています。
パルブレッドでは、環境や社会に配慮した持続可能な生産方式で生産しているコロンビアの「テケンダマ社*」のものを採用しています。
原料には食用パーム油のみを使用しており、搾油は圧搾法で物理的に抽出し、製造時に水素添加をしていないトランス脂肪酸1%未満の食用パーム油に切り替えています。
*テケンダマ社
『エコ・産直バナナ』の産地のひとつである、コロンビアのサマリア社のグループ会社。
消費者である組合員が商品の改善・開発に参加すること、それは生活協同組合の特長であり強みでもあります。
この「参加のしくみ」から、組合員の声を生かした、添加物や遺伝子組み換え原料を使わない安全なパンづくりの方針が生まれました。
食料自給率の向上や、持続可能な農業の発展は、日本の重要な社会的課題です。
パルブレッドではパルシステムの理念に基づき、産直原料を使用した商品の開発・利用普及に取り組むことで、こうした社会的課題の解決に微力ながら貢献したいと考えています。
パルシステムの地域活動との連携により、食品リサイクルにも取り組んでいます。その一つがパルシステム神奈川の「パン豚」。
パルブレッドで製造したパンの余剰分を、飼料としてパルシステム神奈川の養豚場に提供しています。
添加物や遺伝子組み換え原料を使わない安全な飼料で育った「パン豚」は、組合員から大好評です。