「総合福祉政策」を制定し社福ぱると協定を締結 地域に寄り添う社会づくりを協同します

2014年4月28日

パルシステム連合会は4月25日(金)、福祉事業をグループ一体となって推進するための「総合福祉政策」制定しました。あわせて、社会福祉法人ぱると協定を締結し、政策具現化と多様な展開を協同して推進していきます。

 

全世代対応型の福祉をめざします

総合福祉政策は、高齢者介護にかぎらず、子どもや障がい者にも対応できる全世代対応型の福祉システムの構築をめざすものです。制定によって、パルシステムグループは「地域包括ケアシステム」を整備し、グループ内外の個人・団体が連携・協働できる体制をめざします。

具体化へ向けては、以下の5点を推進します。

  1. 地域・諸団体との連携推進[行政・医療・他団体とのネットワークづくり、先進事例づくり]
  2. 福祉事業の推進[介護保険事業、介護予防事業、障がい者支援事業、子育て支援事業など]
  3. 福祉たすけあい活動[組合員活動等のインフォーマルサービス]
  4. 「総合福祉」に携わる人材の育成と福祉の視点での就労支援
  5. 食を通じた様々なニーズへの対応

パルシステムの「総合福祉」は、広い意味での「地域包括ケアシステム」の一翼を担い、地域に寄り添いながら社会づくりへの貢献を進めます。さらに公的な支援だけでは足りない部分にも目を向け、パルシステムらしい福祉のあり方を追求します。購買、共済・保険、福祉の各事業間や活動との相乗効果・相互補完関係によって、パルシステムの新たな社会的価値を生み出していきます。

調印式「生きがいを感じられる社会を」

調印後握手する福本・社福ぱる理事長(左)と石田・パルシステム連合会専務理事

社会福祉法人ぱるとの協定は、総合福祉事業の実現へ向け、協力関係の明確化と事業の策定を目的に締結しました。介護保険事業を含む高齢者や、子育て、障がい者に対するサポートのほか、関連する人事交流、業務支援などでも連携します。

調印式には、社会福祉法人ぱるの福本京子理事長と、パルシステム連合会・石田敦史専務理事(代表理事)が出席し、協定書に署名しました。福本理事長は「高齢者をはじめ、地域にくらすすべての人が生きがいを感じられる社会をいっしょにつくっていきたいと思います」と抱負を語りました。

 

社会福祉法人ぱる概要

2004年に生活協同組合ドゥコープ(現パルシステム埼玉)が母体となり設立。同年から蕨市、戸田市にて介護福祉事業をスタートしました。2005年に特別養護老人ホーム「いきいきタウンとだ」(戸田市)を開設、2015年には蕨市にも特別養護老人ホームの開設を予定しています。

<主な事業内容>

  • 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム90名(定員))
  • 短期入所施設(ショートステイ)
  • 通所介護施設(デイサービス:一般30名、認知10名、浦和30名、蕨12名)
  • 小規模多機能事業(2008年7月開所ぱるの家きざわ)
  • 訪問介護事業(蕨・戸田)
  • 居宅介護支援事業
  • 福祉用具貸与事業
  • 地域包括支援センター
  • 地域交流スペースぱるぱる

社会福祉法人ぱる