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パル・ミート公開確認会掲載日:2025年7月15日

1月22・23日、約22年ぶりとなる「パル・ミート公開確認会」が山形県天童市(ほほえみの宿滝の湯)で開催され、パルシステム組合員・関係者の現地参加が55名、Web会議システムでの参加が70アカウントとなりました。
1日目は元社長である川西弘泰氏による約47年前の会社設立の経緯や苦労話の講演が行われ、また約42年前に山形事業所の定時社員として働き始めた阿部富子取締役から山形事業所の歴史とハム・ソーセージの特徴の説明や仕事に対する想いを聞くことで、会社の歴史と到達点を確認する場となりました。現地参加者は山形事業所の工場見学や帳票監査も行い、徹底した衛生管理と独自の製造設備を確認しました。
2日目は習志野事業所、商品部、品質管理部からそれぞれの「役割と機能」について報告が行われました。習志野事業所からはワンウェイ方式による温度管理や牛・豚肉の識別管理の徹底等について、商品部からは産地との年間頭数取引や価格協議、産地実態の確認、商品コントロール等について、品質管理部からは工場管理や検査等の説明がありました。

監査人報告として、「人と人との結びつきを大切にする組織風土が感じられ、組合員のためにおいしい商品を届けようとする姿勢が高く感じた」、「製造ごとの温度・微生物管理記録が確実に実施されており、トラブル発生時に原料までさかのぼれるトレーサビリティが整備されていることが確認できた」、「多岐にわたる帳票が詳細に記入・管理されていること、原料肉の仕入れバランスも適切であることが確認できた」、「BMWシステムによる排水処理や、工場の煙突から出るのは燻煙ではなく『蒸気』のみであるといった環境配慮についても、現地視察を通じて確認され、安心材料となった」、「印字ミスを検知するとブザーが鳴り続ける仕組みや、出荷不可品を確実にはじくシステムが稼働していることが確認できた」、「ポークウインナーの包材を1cm短くすることでプラスチック削減を実現した取り組みについても、組合員視点で好感を持てる」、「地域の小中学校への出前授業や、手作りソーセージ教室などを通じ、次世代に『食』と『命』の大切さを伝える活動が継続されていることが確認できた」、「添加物に頼らない商品を作り続けることの難しさを理解し、改めて感謝の念を持った」などの評価や所見が述べられました。

生産者幹事として参加した宮北輝氏より、川西氏や阿部氏が築いてきた歴史に触れ、「必然ではなく、魂を持った人々が磁石のように引き合って今のパル・ミートがある」との感動が伝えられました。その上で、既存の維持だけでなく、生産者と組合員が協力して新たなチャレンジをしていく必要性が提言されました。
監査報告の総括として、パルシステム連合会の大格哲夫部長より、今回の監査を通じて、47年間にわたり受け継がれてきた「冷蔵・無塩せき」へのこだわりと技術が、パルシステムグループの大きな財産であることが再確認されたと報告されました。
監査受け止めとして、阿部取締役は「組合員や生産者に育てていただいたおかげで今がある」との感謝を述べました。そして、川西氏らが夢見た「産地と食卓をつなぐ本当の産直」は既に実現しており、これを次世代がいかに楽しみながら継続し、さらに新しい価値(花)を咲かせるかが今後の課題であると語りました。
閉会挨拶としてパルシステム連合会の辻正一専務理事より、「安心・安全だと信じている商品の裏側にある物語を深く知り、確信する機会となった」と報告があり、命の源となる食べ物を人任せにせず、自分の目と感性で選ぶことの大切さを伝え続けるパル・ミートの姿勢に対し、今後も誇りを持って商品を届けてほしいとのエールが送られ、会は終了しました。
独自の技術と歴史、そして「人」を大切にするパル・ミートの姿勢が、組合員・生産者双方に深く共有された公開確認会となりました。

パル・ミート公開確認会<イメージ01>
パル・ミート公開確認会<イメージ02>
パル・ミート公開確認会<イメージ03>