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新社長・辻󠄀正一よりごあいさつ掲載日：2019年7月30日

平素から株式会社パル・ミート並びにパルシステムグループの産直事業にご理解を賜り、誠にありがとうございます。
6月21日（金）の株主総会を経てこのたび株式会社パル・ミート代表取締役に就任いたしました、辻󠄀正一と申します。
弊社は、1979年　首都圏生協事業連（パルシステム連合会の前身）直営の食肉製造会社として設立されて以来、パルシステムグループの畜産部門を総合的に担い、産直運動を発展させることを通じて組合員のくらしを豊かにするとともに日本の畜産事業の発展に貢献してきました。
しかし、日本の畜産をめぐる状況は、大型の経済協定が発効され、外国からの輸入農産物の攻勢の中、厳しい状況が続いていきます。そのような中、産直産地（牛肉・豚肉・鶏肉）と組合員とともにめざしていることは、「日本型畜産」で持続可能な畜産とすることです。資源を循環させ自給できるよう「飼料米の活用」で輸入依存を減らす、できるだけ薬剤に頼らない「健康な飼育」、「ふん尿の堆肥化」で有効な資源とし「堆肥を田畑への還元」する。また、鶏ふんを活用した「バイオマス発電」の再生可能エネルギーは子どもたちの未来のためにという想いで、安全で安心なエネルギーを組合員へ供給しています。
弊社では、そのような生産者の努力を無にすることなく、「安心で安全で栄養豊かで美味しいお肉」を供給することで、組合員と生産者の距離を縮めて、生産者の想い、組合員の想いの相互理解によって、産直のすばらしさを実感していただき難局をのりこえていきたいと考えています。
これまで以上に、パルシステムグループの理念「心豊かなくらしと共生の社会を創ります。」に基づいた、産直運動を組合員と生産者とともに力を合わせて進めてまいります。