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TPPに反対する活動掲載日:2015年6月1日

環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉は、いま大きなヤマ場を迎えています。4月19~20日の日米の閣僚級協議では、米国産コメの輸入拡大やアメリカの自動車関税が焦点となりました。こうした情勢に対し、国民の声や国会決議を無視するTPP交渉の合意に反対しようと、4月24日に、国会前において、「TPP阻止!4.24緊急行動」が行われ、全国各地の農民・消費者・市民団体など500人が参加しました。(パルシステムグループは70名参加)行動はパルシステムを含む10団体が呼びかけました。
5時間にわたる座り込みの中で、呼びかけ団体の「TPP阻止国民会議」の原中勝征代表(前日本医師会会長)や、「TPPを慎重に考える会」の篠原孝代表(衆議院議員)などの他、北海道や東北、関東を中心とした各地の団体代表、消費者グループ、各県JA農協青年部など、多くの人達が、農業や食の安全、暮らしや社会の仕組みに直接影響をもたらすTPPの問題を指摘。特に、交渉の内容を一切明らかにしないまま強引に合意を図ろうとする安倍政権に対し「秘密交渉はやめて、内容を明らかにしろ」などと批判の声が高まりました。
また、国会議員も野党だけでなく、自民党の議員も多数参加し、農産物の関税引き下げ阻止など、国会決議を守らせるために奮闘すると決意を表明しました。北海道からの参加した女性の農民は、「TPPよりTKG(卵掛けごはん)が大事」と、持参したお米と卵のセットを配布したり、都市住民の女性グループも「食の安全と農業を守ろう」と、終日アピールするなど、多彩な行動が繰り広げられました。