「エシカル(ethical)」とは「倫理的な」「道徳的な」という意味の言葉で、「エシカル消費」といった使われ方もします。ふだん購入している食材や日用品が、どのように作られ、どうやって届けられたのか。その過程で起こった環境や社会への影響を考えて、商品を選ぶことが「エシカル消費」です。
パルシステムの事業は、人や環境への配慮を中心にすえて進んできました。振り返るとそれは、エシカルそのものです。たとえばそのひとつが、産直産地での環境保全型農業の推進。多くの農家が化学肥料や除草剤を使用し収量を優先していた時代に、パルシステムは地域に先がけて農薬を削減してきました。今後もパルシステムは、よりよい未来を残すための"選択"を考え続けていきます。
青(クリーンな環境)・黄色(元気な社会)・ピンク(人の笑顔)の3色の輪が重なり合い、きらきらと広がる様子を表現しました。「みんな笑顔」には、エシカルの先にある幸せな社会への思いが込められています。
世界的に「エシカル」な社会づくりや消費活動の気運が高まっています。国際連合は2015年に持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)を採択しました。2030年までに「誰も置き去りにすることなく、すべての人にとって尊厳ある生活を現実のものとするため」の目標で「貧困をなくそう」「つくる責任つかう責任」など17の目標をかかげています。