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産直読み物


産地かあちゃん通信 堀口さんご夫婦。左は夫の貞夫さん
第31回
堀口 ユキエさん
パルシステム産地の仲間のなかで気持ちも思いもふくらんだ
サンファーム
堀口 ユキエさん
【プロフィール】
長野県に生まれながら、結婚前はりんごの種類も知らなかったというユキエさん。知り合いの紹介で未知の世界のりんご農家に嫁ぐことになったが、どんなに大変だろうという不安や、これからの苦労とかまったく考えなかったと言う。繊細に見えますが、意外と大胆でおおらかな母ちゃんかも…。
【所在地】
長野県北信地方
【主な生産物】
りんご

ユキエかあちゃん産地だより

北信地方は長野県の最北部にあり、家の近くには千曲川が流れていますが、台風などで大雨が降るとたびたび増水し、子どもが小さかったときは「おぶって逃げよう」としたこともあるんですよ。りんご畑が水をかぶるとりんごがだめになってしまい収入にならないため、そのとき初めて、りんご農家は難儀だなあと思いました。

毎日、畑と家の往復で朝から晩までバタバタしています。毎年毎年いろいろな大変さがあってむずかしさを感じます。とくに気候の変動に悩まされています。天候不順や季節のずれで何らかの害があることのほうが多いですから。現在、父ちゃんとふたりで160aのりんごの世話をしていますが、それにかかりっきりでふうふう。収穫時期ときたらごはん食べる暇もないくらい、てんてこまいです。この取材で事前にいただいたアンケート用紙の趣味のところに、「趣味なし」と書いていたら、横で父ちゃんが「つまらないなあー」と言ってました(笑)。

最近、うちの園地の周辺のりんごの樹が切られ、整地されることが増えました。まわりにりんごの樹がなくなっていくのは寂しいのと同時に、まわりの樹がなくなったため直射日光をまともに受けてりんごが日焼けしたりするようになりました。うちではまだまだ自分たちでやれるので、後継者のことは本腰を入れて考えていませんが、やはり少し不安になることがあります。でも先祖代々からりんごでやってきていて、つぶしたら申し訳ないという気持ちがあるので、できる限り永く続けていきたいです。組合員さんにも、多く出回るときに、食べ方や調理方法なども工夫してたくさん利用していただければと思います。

今年2月に行われたパルシステムの女性生産者交流会は、開催担当県ということで、アップルファームさみずさん、青木農園さん、トップリバーのみなさんたちといっしょに、準備や当日の運営などを経験しました。サンファームの女性たちは、これまで表に出ることも、お互いに行き来することもありませんでした。また、父ちゃんや家族を置いて泊まりで外へ出たこともなく、今回、会場が埼玉で気兼ねや心配もたくさんあったのですが、「ええいっ」と来てしまえば、父ちゃんたちも自分たちでごはん作って食べたりしていたので、なんとかなるんだと思いました。交流会を通して夫の自立!?も感じ、私たちも一歩踏み出す機会になったと思っています。もちろん、中心になって引っ張って(引っ張り出して)くださる産地の方々の力は大きく、ありがたかったです。最近では「みんなでお茶でも」という雰囲気も出てきています。引っ込み思案だったサンファームの母ちゃんたちですが、パルシステムのつながりのなかでこれからも絆を強めていけたらと思っています

〈産地紹介〉
生産者は6名。北信地方は年間降雨量の少なさでは日本でも五指に入る地域で、また、昼夜の寒暖差が大きいため、果樹栽培の適地。サンファームでは、12~3年かけてつくった有機堆肥を使用し、除草剤は一切使わず、農薬使用も薬草などを試しながら、可能な限り抑えて栽培しています。2004年に公開確認会を開催。

堀口家の自慢の一品!

いろいろ りんご料理

りんご1個を皮をむき、12等分くらいにして天ぷらにする。熱々を食べる。

大根おろしが辛いとき、皮をむいたりんごもいっしょにおろす。

ソースにりんごのすりおろしを加えて、ハンバーグなどのたれに。

りんごの薄切りを生ハムで巻いておつまみに。

風邪ぎみのときりんごジュースにして、それをホットで飲む。

※皮をむいたときは、薄い塩水にさっとくぐらせてからどうぞ。生ハムはふつうはメロンで巻きますが、りんごもけっこういけます。お試しください。

* 本ページの内容は2008年5月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合があります。 あらかじめご了承ください。
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