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パルシステムを知る トップメッセージ

「チャレンジ精神」、「多様性と共生」、「誠実と感謝」をいつも心に。

パルシステムグループの理念、「心豊かなくらしと共生の社会を創ります」から見えること

2011年3月11日に発生した東日本大震災において、私たちは生協の役割をあらためて認識させられることとなりました。パルシステム組合員から寄せられた義援金は4億円を超え、タオルや石けんなどの支援物資を募ると、たちまち配送センターがいっぱいになるほど、組合員の被災者への助け合いの思いは強いものでした。職員も宮城県石巻市を中心に炊き出し支援などの活動を行いました。そのなかで見えてきたもの――。

それは、大災害における人間の無力さと、自然の驚異のなかでも揺るがない、多くの生協組合員の熱いつながりでした。

日本はこれまで経済発展、利益追求の時代でしたが、3.11から私たちは変ります。変らねばなりません。なによりも人々の暮らしを大切にし、その協同によって安心できる地域社会を創ること。今回の地震と津波、原発事故の拡大による大きな被害、社会不安に対して、今こそ人々の善意による助け合いの活動が求められています。これこそが私たちの目指す心豊かなくらしの姿です。

「共生」の大切さ

「共生」とは、ドイツの植物学者アントン・ド・バリーが1878年に作った言葉で、種の異なる生物が共に生きることを指します。たとえばその一種である「地衣類(ちいるい)」は、スイスの植物学者サイモン・シュベンデナーの研究によって発見された藻類と菌類からなる「共生生物」です。そして、人間の細胞にあるミトコンドリア、人間のゲノムにあるレトロウィルス。これらも同じ「共生生物」です。この共生こそが進化の鍵です。生物の多様性と環境への適応は、こうした他者との共生によって保証され、わたしたちはこれに学びます。パルシステムの目指す共生は、人と人だけでなく人と自然を含む世界を意味しています。

組織を運営する上では「多様性の共存」を大切にしています。会議はいつも同意見の一枚岩ではなく、さまざまな角度からの異論・反論のなかで合意形成することが最も重要です。そしてそれが組織の豊かさや強さを構築すると考えています。

パルシステムが求める3つの人物像

「チャレンジ精神」

組織は常に進化し、社会環境の変化に対応していかなければ社会から必要とされません。しかし文献を読んだり座学で学んだりするだけでは、変化を起こすことはできません。必要なことは実際にやってみることです。これは一人ひとりの職員がいつでも「どうしてこうなっているのか」「もっと違うやり方はないか」と考えることから始まります。そして「失敗を恐れずチャレンジ」することが必要です。このような姿勢を持った職員が活躍できる組織風土を大切にしていきたいと思います。

「多様性と共生」

私は、いつも正しい人はいないと少なからず思っています。逆に失敗するのが常。組織というものは、上司を絶対とする方針作りをしてしまいがちですが、みんなが同じ意見ではつまらないし、そのとき一人でも反対意見を言えるかどうか。また、それぞれの意見が違ってもお互いに耳を傾けることができる組織であるかどうかが大切です。

「誠実と感謝」

人と人の組織、人と人の協同、豊かな共生の社会をめざすとき、最も大切なことは何か。それは「誠実であること」です。他人への配慮を行い、人の役に立つことは偽善的な行為ではありません。逆説的ですが、このことが自分を豊かにし、大切にすることとつながっているのです。他者に守られ、他者を守る。一人は万人のために、万人は一人のために。

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