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株式会社パル・ミート
代表取締役社長 原 秀一
新年明けましておめでとうございます。
激動の2011年が終わり、新たな年を迎えました。しかし、地震、津波と原発事故の傷跡は深く復興までには時間がかかりそうです。特に原発事故は、収拾の見込みも立たず避難している人がいまだに何万人もいる状況です。また、政府や行政の放射能に対する情報発信は遅いばかりか不正確なものが多く、特に安全と言ってから前言を覆す検査結果が公表されるなど、ほとんどの人が政府や行政の「安全」を信じない状態と言っても過言ではないと思います。そんななかで、当社の扱う産直牛肉等に対する風評被害もあり、生産者と約束した頭数を消化できず生産者には多大なご迷惑をお掛けしております。組合員には丁寧に説明をしているつもりですが十分に伝わらず、まことに申し訳ございません。これは単年度で終わらず、長く日本の畜産業を苦しめる問題になると思いますので、今後ともキチンと自主検査を行いその結果を丁寧にお知らせし続けながら、粘り強く組合員の信頼を獲得するように頑張ります。
また、TPP参加に向けた第一歩が踏み出されてしまいました。現在日本が結んでいる自由貿易協定は、10%以上の例外項目があり、守らなければいけない品目や制度等を保持していますが、TPPは例外を設けないという前提で交渉が進みます。参加国はアメリカ以外は人口が少ない貿易立国と農産物輸出国ですが、そのなかで貿易ルールを主導できるとはとても思えません。このまま批准するようなことになれば日本の畜産業は大打撃を受け、これまで生産者と共に築いてきた産直事業、産直運動も維持できなくなる可能性もあります。
時代の転換点とも言える今、どう立ち向かっていくのか、弊社にとっても正念場です。
生産者が大事に育てた安全な畜産物をどれだけ美味しく加工し組合員に届けられるのかという、弊社の基本業務に更に磨きをかけると共に、生産者と組合員を繋げ産直運動をより深化させる取り組みをより積極的に行っていきます。
今年も、より一層のご支援を賜りますよう、従業員一同心よりお願い申し上げます。
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