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掲載日:2009年8月4日 パルシステム生活協同組合連合会

国産食材を食べて自給率向上と環境保全に貢献する取り組み
9/1生協や大地を守る会など4団体が180万世帯でフードマイレージで減らせたCO2量のカウント開始
自給率向上をめざす大地を守る会、パルシステム、生活クラブ、グリーンコープの4団体が、輸送距離「フードマイレージ」が短い国産のものを食べることを各団体の180万世帯の会員や社会へ呼びかける「フードマイレージ・プロジェクト」を開始します。大豆や小麦など日常的によく食べるにも関わらず自給率が低い5ジャンル約1,770品の商品をフードマイレージ対象商品とし、減らせたCO2量をカウントすることで消費者の国産を選ぶ意識を高めるねらいがあります。また各団体で会員が国産を選ぶことで減らせたポコを算出し、新設するホームページで報告をします。フードマイレージの取り組みは2005年に大地を守る会が開始し、今回の4団体に拡大しました。今後は他流通団体にも働きかけます。

●企画概要

名称:フードマイレージ・プロジェクト

内容:各団体の商品カタログなどで対象品目の食品の輸送によるCO2排出量を提示

目的:CO2排出量を見比べながら国産を選ぶ意識を消費者に高めてもらい、最終的には食料自給率向上をめざす

開始時期:2009年9月1日(火)

参加団体:大地を守る会、パルシステム生活協同組合連合会、生活クラブ事業連合生活協同組合連合会、生活協同組合連合会グリーンコープ連合

告知手段:フードマイレージ・プロジェクトのウェブサイト、各団体の告知媒体(カタログ、機関紙など)

●企画内容

対象商品:自給率が低いが日常的に消費量が多い5ジャンル約1,770品目を選定
(1)主食(米、パン、麺、もち、小麦粉など)、(2)大豆製品、(3)畜産物、(4)食用油、(5)冷凍野菜

使用単位:poco(ポコ・100gのCO2を1pocoで表す)

ポコ算出の方法:食品全重量×対象品目(小麦や大豆など)の含有比率×輸送距離×輸送手段のCO2排出係数÷100

※この方法で計算して輸入品ではなく国産品を選んだ時に減らせたCO2排出量。品目ごと詳細な計算ルールはHPなどで報告


■180万世帯がフードマイレージの取り組みに参加

カタログにポコを掲載した様子(カタログはグリーンコープのもの)

 自給率向上をめざす大地を守る会、パルシステム、生活クラブ、グリーンコープの4団体が、フードマイレージの取り組みを開始します。フードマイレージは、食べものの輸送距離のことで距離が短いほど輸送にかかるCO2排出量が少なくなるので、輸送距離が短い国産のものを食べることを各団体会員や社会に呼びかけていきます。

 フードマイレージの取り組みは2005年から大地を守る会が「フードマイレージ・キャンペーン」として進めてきましたが、自給率向上の動きを広めるため、2009年9月より4団体での取り組みへと規模を拡大させました。今後は他の流通団体にも働きかける予定です。


■大豆や小麦など自給率の低いものを対象品目に指定

 4団体は以前より国内農業を守る活動をしているので、今回の取り組みも環境保全をひとつのキーワードにしながらも、主目的は自給率向上をめざしています。対象品目は日常的によく食べるにも関わらず自給率の低いものを選んでいます。具体的には、主食・大豆製品・畜産物・食用油・冷凍野菜の5ジャンルで、各自給率は小麦14%、大豆24%、畜産物16%(エサの輸入まで計算に含む)、油脂類3%とかなり低いことがわかります(2007年自給率)。対象品目にすることで、より国産を意識してもらうことを目的としています。


■親子で遊べるホームページを開設。減らせたCO2量を報告

 4団体で新たにホームページ(http://www.food-mileage-project.com)を開設し、180万世帯が国産品を選んだことで減らせたCO2量の報告をします。HPには会員以外へもフードマイレージを知ってもらえるよう、親子で遊べる仕組みを導入する予定です。


■4団体の各取り組み

 4団体は基本方針を同じくしていますが、取り組みについては各団体の自主性にゆだねられていますので、若干異なる部分があります。内容をご紹介します。


団体名 取り組み 開始時期 品目数
大地を守る会 機関紙・カタログでの案内、カタログへのマーク表示、納品書・請求書に当週と累計のポコを表示 8/31~カタログ配布
9/14~請求書でポコ表示
720品目
パルシステム カタログ・チラシでの案内、お届け掲載に前月の累計ポコを表示 8/31~カタログ配布
10/5~明細でポコ表示
260品目
生活クラブ ホームページ等に対象品目とグループ合計のポコを掲載 8/31~ホームページに掲載 190品目
グリーンコープ 機関紙、カタログでの案内、カタログへのマーク表示、納品書・請求書に当週と累計のポコを表示 8/31~カタログ配布
9/14~請求書・納品書で
ポコ表示
600品目

■フードマイレージとは?

・概要

フードマイレージとは食べものの輸送距離のことで、短ければ短いほど輸送によるCO2排出量が少なくなります。自給率が40%の日本は、フードマイレージによるCO2排出量も世界一です(表1)。輸送距離が短い国産の食べものを選ぶことで、環境保全と自給率向上に貢献することができます。

・単位について

フードマイレージは一般的に距離と重さをかけあわせたトン・キロメートルという単位で紹介されることが多いですが、具体的な効果などがわかりづらい単位なので、フードマイレージ・プロジェクトではpoco(ポコ)という単位を採用し、1ポコ=100g・CO2を表します。CO2であるドライアイスが溶けるときに発するポコポコという音と、ちょっとずつという意味をあらわす「poco a poco」というイタリア語を毎日の食事から少しずつでも温暖化防止に貢献したいという気持ちをこめて命名しました。

・ポコの比較

ポコはCO2排出量を表すので省エネ効果と比較できます。パン250gを外国産小麦ではなく国産小麦でできたものを選ぶと0.8ポコ削減することができますが、これは冷房を2時間以上消すのと同じ省エネ効果となり、食べものからできる省エネ効果が意外と高いことがわかります。




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