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第6次 アイドリング・ストップ運動がいよいよスタート!

2003年5月15日
生活協同組合連合会
首都圏コープ事業連合

 生活協同組合連合会 首都圏コープ事業連合(8会員・会員総事業高1,234億円/会員生協の組合員総数66万人)は14日、文京区において、「第6次アイドリング・ストップ運動 キックオフ宣言大会」を開催しました。会員生協の役職員、首都圏コープ協力会、首都圏コープ生産者・消費者協議会の会員など多数が参加して、6月から2ヶ月間、首都圏コープグループ全体で取り組まれるアイドリング・ストップ運動のキックオフを宣言しました。

 首都圏コープグループの「アイドリング・ストップ運動」は、地球温暖化の抑制と大気汚染防止を目的に、車輌の不必要なアイドリングと、荷物積み降ろし時のエンジン停止、安全運転をすすめるものとして、1998年から取り組んできました。
 今年も6月1日より7月末までの期間、首都圏コープグループ全体で取り組む「2003年度 環境キャンペーン」の一環として取り組み、一人ひとりができることから環境を考え、社会にひろげていこうとするものです。

 14日午後、会場となった文京区の文京シビックセンター「スカイホール」には、各地から関係者100名が集まりました。6年目の取り組みにあたり挨拶に立った推進委員長の大信政一首都圏コープ事業連合事業支援本部長は、「アイドリング・ストップ運動を通じ、地球温暖化抑制、大気汚染低減に努め、“産直と環境の首都圏コープ”をアピールすると共に、今年度新たに、全国生協の地球温暖化防止策の策定にあたって、二酸化炭素排出量を把握し、自主行動計画策定の基礎として温暖化防止の提言を行ないたい」としました。

 アイドリング・ストップ運動の開始にあたり、集会では、ぜんそく被害者救済と東京にほんとうの青空を取り戻そうと訴訟を行なっている東京大気汚染公害裁判原告団長の西 順司さん、同弁護団の西村隆雄弁護士に講演いただきました。西さんは、「東京の大気汚染は抜きん出て高く、幼い小学校の子どもたちや中高生にもぜんそく被害が及んでいる。とりわけ未認定患者にとっては医療費など大変な負担となっている」と大気汚染被害の実態を語りました。同弁護団の西村弁護士も、日本の大気汚染がいかにひどいか、これまでの裁判の弁護活動を通して明らかになった調査内容にふれ、大気汚染と健康被害のなかで、特に窒素酸化物と微粒子汚染に問題があると述べました。都市部大気汚染の主役である自動車排ガスに対して、「ディーゼル車については規制を怠ってきたことが今日の事態を招いており、一日も早く被害の救済と大気汚染をきれいにしたい」としました。

 また集会では、温暖化と大気汚染への企業の取り組みとして、三菱商事株式会社の松原秀樹さんより、GTL軽油をはじめ、新燃料導入の可能性と三菱商事の取り組みについてお話しいただき、石油に頼らずに、窒素酸化物と粒子状物質の削減に向けた新燃料技術の現状を学習しました。

 今回のアイドリング・ストップ運動参加団体からは、会員生協を代表して神奈川ゆめコープの松本一雄さん、首都圏コープ事業連合に農畜産物を供給する生産者と生協・組合員でつくる首都圏コープ生産者・消費者協議会を代表して千葉県佐原農産物供給センター常務理事の香取政典さん、首都圏コープ事業連合のお取引先で組織する首都圏コープ協力会を代表して三協運輸サービスの井出恵一さんよりそれぞれ、キックオフ宣言の力強い決意表明がされました。

 尚、今回のアイドリング・ストップ運動に参加する車輌の参加予定台数は5月13日現在、106団体合計5,728台が登録されています。

首都圏コープ事業連合「第6次アイドリング・ストップ運動」資料


なぜ、アイドリング・ストップ運動に取り組むのか(首都圏の大気汚染への対応)
 首都圏など大都市の大気汚染の主な原因の一つは、自動車からの排気ガスであると言われています。

 現在は、排気ガス中に含まれる有害ガス(NOx・SOxなど)の問題はもとより、粒子状物質(PM)、浮遊粒子状物質(SPM)が大きな問題になっています。特にPM、SPMは、ディーゼル車から多く排出されています。

 東京都では、1999年8月から展開してきたディーゼル車NO作戦を踏まえ、ディーゼル車排出ガス規制などを盛り込んだ条例(環境確保条例)が2000年12月に制定され、燃料対策、排ガス規制、自動車環境管理計画書の提出の義務(30台以上所有の事業者)、低公害車の普及などが明記されました。隣接の埼玉、千葉、神奈川の三県でも昨年までに同様の条例の制定を決め、本年10月からは、首都圏で一斉に規制が始まります。

 首都圏コープ事業連合では、生協の事業を通して、組合員の暮らしと健康を守る立場から、環境保全活動に積極的に努めるものとして、生協、メーカー、生産者、生協組合員が、日本各地で一斉に取り組む試みとして、アイドリング・ストップ運動に1998年から取り組み、昨年度(2002年)は業務用車輌3,614台、自家用車2,048台、合わせて5,662台が参加しました。



第6次 アイドリング・ストップ運動について
今年度、以下の取り組みをすすめています。
  1. 主催:生活協同組合連合会 首都圏コープ事業連合
  2. 取り組み団体:首都圏コープグループの各会員生協、協力会、生産者・消費者協議会、連合会
  3. 期間:2003年6月1日から7月31日の2ヶ月間
  4. 目的:
    (1)車輌からのCOをはじめとする有害排出物質の削減の取り組みをすすめます。
    (2)全国生協の温暖化防止自主行動計画策定へ参加するために、生協事業の運輸における二酸化炭素排出量の測定支援を行い、温暖化防止の提言を行います。
    (3)ディーゼル車規制条例への対応策を検討し支援します。
    (4)アイドリング・ストップによる騒音防止を推進します。
  5. 目標:
    (1)業務用車両での参加団体、参加台数を第5次運動以上にします。(150団体・4000台以上)
    (2)生協組合員及び参加企業従業員の方々のマイカー参加を促進します。
    (3)参加登録した業務用車両の報告書100%提出をめざします。
    (4)アイドリング・ストップ装置装着実験(目標10台)を行い、通常時二酸化炭素排出量との比較を行います。
◇「ドライバーの6つの行動指針」
  1. 不必要なアイドリングはしません。
  2. 車輌を離れる場合はエンジンを停止します。
  3. 積み下ろし時は必ずエンジンを停止します。(待機時は停止を心がけます)
  4. 経済速度で走行します。(著しい渋滞の場合はエンジンを停止します。)
  5. やさしい運転をします。(空ぶかし、急発進、急加速、急停車はしません。)
  6. 車輌始業点検、整備及び車内清掃を常に行います。
第6次アイドリング・ストップ運動キックオフ宣言大会の模様
開会挨拶を述べる首都圏コープ事業連合 大信事業支援本部長  
 
コープ低公害車開発(株)専務取締役 若狭様、ならびに(財)省エネルギーセンター部長 谷口様より連帯のご挨拶をいただきました。  
 
東京大気汚染公害裁判原告団の西様、同弁護団弁護士の西村様にご講演いただきました。  
三菱商事株式会社 松原様より新燃料(GTL燃料軽油)についてご講演いただきました。 第6次アイドリング・ストップ運動の課題を述べる協力会の(株)コープアイ 伊藤様 熱心に聞く参加者ら
参加団体からのキックオフ宣言決意表明を、神奈川ゆめコープ 松本事業運営グループ長、佐原農産物供給センター 香取様、(株)三協運輸サービス 井出様が行いました。

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