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北海道えりも町で生産者と消費者による肉牛の公開確認会を開催しました

2002年6月10日
生活協同組合連合会
首都圏コープ事業連合

 生活協同組合連合会 首都圏コープ事業連合(9会員・会員総事業高1,171億円/会員生協の組合員総数63万人)は、7日、8日の二日間にわたって、生協産直肉牛の公開確認会を北海道えりも町で開催しました。

 昨年秋からのBSE(牛海綿状脳症)問題、国のBSE対策を悪用した食肉偽装事件とその後の食品表示偽装問題、さらには、無認可の添加物を香料に使用していたことが明らかとなった協和香料化学による事件と、食をめぐる重大な事件や事態が相次ぎ、消費者は不信を高めています。

 首都圏コープ事業連合は、食の安全を確保し、環境保全型農業の推進に向け、生協組合員が文字通り安心できる農産物づくりをすすめるものとして、産地での栽培や生産の履歴を生協組合員と生産者が一緒になって、公開の場で確認し合う「公開確認会」を全国各地ですすめてまいりました。今回の公開確認会は、BSE発生以降続く国産牛肉の危機のなか、首都圏コープグループ向け「theふーど」商品の牛肉生産地である北海道えりも町での開催となりました。

 公開確認会初日となった7日、会場のえりも町えりも岬「風の館」には、生協組合員と生産者など、95名が参加し、首都圏コープグループの「theふーど」商品で取り組んでいる日本短角牛生産者である、えりも町の佐々木克也さん、アンガス牛生産者である白滝村の宮下盛次さんからそれぞれ書類に基づいて肉牛生産の状況が報告されました。会場では、書類審査用に、素牛の履歴、肥育から出荷までの管理書類が全て公開され、公開監査人が監査シートに基づき、産地における生産のシステム、飼育管理のシステム、飼育管理に関わる書類等の確認をすすめながら質疑を行いました。
 また確認会二日目の8日は、朝からえりも町歌別の町営牧場にて、放牧されている日本短角牛の飼育の状況、同じく同町内の佐々木牧場を現認のため視察した後、監査人よりそれぞれ所見が述べられました。

 今回の公開確認会は、1999年より開始した首都圏コープグループによる農産物栽培基準管理の公開確認の場として、全国で20ヶ所目となりましたが、日本では初めての生産者と消費者による畜産物の公開確認会となりました。
 BSE問題は、日本のなかで今後畜産業が成り立っていくのか、農業基盤を揺るがす大きな問題として直面しているなか、生協においてもこれまでの生協産直の真価が問われており、生産者と消費者が一緒になっての公開確認会の積み上げが、食の安全に関わるトレーサビリティの確保と新しいフードシステムを築いていくものとして、参加者全員がそれぞれ思いを新たにした公開確認会となりました。

公開確認会では、生産者による産地及び生産概要の説明が行われました。報告は日本短角牛生産者の佐々木克也さん (7日えりも町会場にて)
公開確認会の会場には、肉牛の生産・管理に関わる書類がすべて開示されました。写真は監査人による確認の模様(7日えりも会場にて)
えりも町歌別の牧野に放牧される日本短角牛 (8日えりも町歌別の町営牧場にて)
えりも町歌別の佐々木克也さんの牧場で肥育管理の状況を視察しました(8日えりも町の佐々木牧場にて)

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