食の安全、安心確保のために生協が取り組んできた活動は、そのシステム作りに大きく貢献したと考えています。それは有害添加物、危険農薬の追放に始まり、生産や製造技術、管理、検査システム向上と、さまざまな領域で力を発揮してきました。そして現在はより高いレベルで、生産から消費までの見える化に取り組んでいます。しかし他方、現在の厳しい社会環境がもたらす、多様でかつ厳しい生活環境と向き合った時、あらためて生協に求められているのは、食の安全、安心を確立にとどまらない、多様な面から暮らしを支え、そして豊かにしていく取り組みだと考えています。これを生協の力の源泉である協同の力を発揮することで、社会の変化を作り出していきたいと考えています。 パルシステムはその事を早くから予見し、様々な活動に挑戦してきました。生産者、消費者の交流を通じて、日本の農業の発展と地域再生を目指す産直。多様な活動、生活、起業をサポートするセカンドステージ事業。多重債務者や生活に困難を抱えた人をサポートする事業を取り組んできました。今日の経済状況の悪化は、これらの取り組みがより必要となっています。厳しい状況ではありますが、消極的姿勢に陥ることなく挑戦し続けていきたいと考えています。 今年は賀川豊彦献身100年ということもあり、その活動の評価が様々なところで行われています。協同の力をたいせつにし、協同組合活動の多様性を創造してきたことを高く評価し、そのことを受け継いでいかなくてはならないと考えています。 2009年7月 |







