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表示点検強化月間を終えて
2003年11月

昨年の改正JAS法により供給者側の商品表示に対する責任が格段に大きくなっていますが、これに対応して、産地側でも様々な努力がなされてきました。しかしながら、日量25万パック、のべ1,500名近い生産者が携わる規模になりますと、完璧を期すには色々な問題が出ているのが現状です。

さて、このたび、全産地・お取引先のご協力を賜りまして、「表示点検強化月間」を7月14日(月)〜8月末まで約1ヶ月半集中して行って参りました。産地では出荷時での「間違った表示」や「不十分な表示」の点検を、当社に入荷以降の各業務段階では小分け加工等の(株)フレッシュライナー・(株)HMアグリ、商品仕分け作業での(株)コープアイ・(株)流通サービス、運送での(株)全通各社、また、首都圏コープ事業連合の従業員の方々のご協力のもとに「表示点検月間」を行うことが出来ました。おかげをもちまして、関係する皆様方のご努力によって表示の「事故」を大幅に減らすことが出来ました。なによりも、「重大な表示事故」発生をゼロに抑えられたことは特筆すべきことと考えます。

以下にご報告させていただき、あらためて関係者の皆様方にお礼申し上げます。
酒井博明
株式会社ジーピーエス
常務取締役
酒井博明


那須豊
小分格付責任者
那須豊


武藤浩史
小分担当責任者
武藤浩史

4月〜8月の表示事故件数の推移(うち、月間は7.14〜8.31の期間)
月度 事故発生件数 JAS法に違反する事故
4月度 23 11
5月度 5 4
6月度 8 1
7月度

15(7)

12(5)
8月度 8 1
9月度 2 2
※7月の()は、月間中の数値

「月間」中の8月からは表示不備の件数は激変しました。
不備を発見するタイミングが半日程度早くできたため、不備な表示のまま組合員の手元に届く(4〜6月には月3件程度発生)ことはなく、不備があっても全て事前に表示を訂正することが出来ました。
原産地名表示の不備は、産地組織での一斉点検活動によりほとんど解消されてきています。


現物と表示が違う、ブランド表示(エコ、ふーど等)がない
月度 現物と表示が違う ブランド表示が無い
4月度 10 7
5月度 2 1
6月度 0 3
7月度

7(5)

2(0)
8月度 1 1

現物と表示が異なる:例えば、エコ・いんげんの現物にエコ・ほうれん草と表示されている等の不備が件数としては最大です。なかでも、同一産地において5名の生産者ではきちんと表示されていても、1名だけ間違えている事例が複数ありました。組合員がすぐに気が付くミスだけに、うっかりミスであればそれをカバーできるだけの産地での出荷点検体制の強化が課題となっています。
ブランド表示(エコやふーど等)が無い:非常に間違いは少なくなり、後一歩のところまで達しています。上記同様の課題と思われます。
これらの表示不備の原因を見ていくと、生産者一人一人に求められている表示への意識の向上が必要だということが分かります。この面では、「月間」で成果があったと思われます。しかし、「現物と表示の不一致」は、単純なミスだけに、高齢化や雇用者への教育等、生産者が抱える根深い問題として見ていく必要があるのではないでしょうか。
これからも、表示は生産者、流通者と消費者との信頼関係を深めるためにますます重要になってきます。そのために各段階で求められる責任とは、
(1)生産に従事する人は全員が適切な表示とは何かを理解して表示を実施する責任
(2)出荷組織では、各生産者から集荷する商品の表示を、組織として点検する責任。また、生産者に情報を伝達し、研修の機会を設けて意識の向上を求める責任。そして、カードの文字を大きくしたり品目ごとにカードの色を変えたりなど、パック詰作業に従事する人が間違えないための様々な実際の工夫が求められてきます。
(3)流通者では、輸送・入荷・加工・仕分け等の各段階での区分管理をしっかり行い、商品表示点検と結果報告の手順を果たす責任。ここでのミスはストレートに消費者に結果してきます。


以上、遅くなりましたが、夏場の「表示点検月間」のご報告をいたしました。

皆様と集中して取り組んだ成果を無にしないためにも、当社の果たすべき責任をしっかりと踏まえ、ますます適正な表示を心がけていきたいと思います。

「月間」へのご協力、ありがとうございました。

(株式会社ジーピーエス 酒井博明)


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