列島を襲った季節はずれの寒波。
梅が甚大な被害を受けています!


 3月末に日本列島を寒波が襲い、関東以西の地域でも季節はずれの雪が降りました。大紀コープファーム(奈良県、和歌山県)や御浜天地農場(三重県)など西日本の産直産地は、梅の開花が終わり、実が育ち始める時期。寒波の影響で遅霜が発生し、実が凍結したり落下するなど甚大な被害をもたらしました。

 また、4月初めには関東近県で強風が発生。茨城県や千葉県の産直産地を中心に、雑草を抑えるために土にかぶせたシートがはがされたり、生育中の葉物野菜が折れたりするなどの被害が起きています。

 今回とくに被害が大きかったのが、梅の産地であるジョイファーム小田原(神奈川県)。まだでき始めたばかりの実が、凍結と霜の被害にあったのです。今年は開花が例年より早く、小田原市の曽我地区では梅の花がきれいに咲き、山全体を桃色に染めるような景色が多くの観光客を楽しませてくれていました。しかし、開花が早い年に心配なのが、まさにその後の「遅霜」。花が咲く前に霜が発生した場合は、ただ開花が遅れるだけで済みますが、花が咲いて実をつけた後に霜の被害を受けると、実が凍結するなど、やり直しがきかない事態となるからです。実が凍結して死んでしまうと、収穫量に大きな影響が出るのは必至です。

 梅の産地では、10年に1度くらい、この遅霜の被害に悩まされています。まさに10年に1度の被害にあった生産者はいま、途方にくれています。ジョイファーム小田原のある神奈川県では、生産量の25%に相当する約370トンが被害を受け、その被害額は約1億3800万円にのぼります。小田原市は80%、南足柄市、大井町、松田町、山北町は95%もの面積の畑に被害が及び、「近年最大規模」と報道されています。ジョイファーム小田原でも、「小梅」はほぼ全滅、その他の「白加賀」、「十郎」、「南高」などの各品種も、半数以上が被害を受けてしまいました。

 現在産地では、無事に残った梅の実を大切に育てています。6月からは、いよいよカタログに梅が登場しますが、「曽我の梅」など産地を限定することは、残念ながらむずかしい状況。各産地と連携しながら、企画の変更を進めています。組合員の皆様には、ご理解・ご協力をお願いいたします。


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