“産地リレー”で実現した
パルシステムの「国産かぼちゃ」


 パルシステムの産直青果は、国産にこだわってお届けしています。とくに野菜は北海道から沖縄までの全国の産地に作付けをお願いし、季節ごとに栽培に適した産地から供給する「産地リレー」方式で、年間のお届けを可能にしてきました。なかでも、産地の選定にもっとも苦労した野菜のひとつが「かぼちゃ」です。

 パルシステムのかぼちゃは、2月〜4月にかけては沖縄、4月〜6月は鹿児島、6月〜7月は近郊産地(関東地方)、8月〜11月は北海道、そして12月〜1月は鹿児島の各産地と契約してお届けしています。一方で、一般の市場や量販店では、2月〜5月はメキシコやニュージーランド産のかぼちゃが主流。これらの輸入物のかぼちゃは、見た目は国産のかぼちゃと変わらず、ちょっと見ただけでは区別がつきません。なかには、日本で多く栽培されている「エビスかぼちゃ」などの品種が、海外で栽培されているケースもあります。こうした輸入かぼちゃの価格は非常に安いため、国内のかぼちゃ農家は大きな打撃を受けてしまいます。

パルシステムの「国産かぼちゃ」
パルシステムの「国産かぼちゃ」
 1年のなかでも3、4月は、鹿児島やその周辺の島々でも生産するのがむずかしく、以前はこの時期にお届けすることがなかなかできませんでした。1、2月に鹿児島で生産されたかぼちゃを保存する実験も行いましたが、どうしても傷んでしまいます。そこで、沖縄の産地との提携が始まりました。沖縄で収穫されたかぼちゃは一度鹿児島に上陸し、品質チェックを受けたあと、パルシステムに届きます。輸入のかぼちゃに比べればフードマイレージは小さいですが、輸送するのにも手間ひまがかかります。

 価格が高くても国産のかぼちゃには多くの価値があります。ひとつは残留農薬の問題です。生産者がどのような農薬をどのくらい使っているのか、その残留の可能性などをきめ細かく管理するためには、生産者や栽培履歴が明らかな国産のほうが勝っています。また輸入物のかぼちゃは、船で2〜3カ月かけて日本に運ばれます。よく熟したかぼちゃは傷みやすいので、長時間の輸送にたえるためには、早めに収穫しなければなりません。パルシステムは、生産者が一生懸命作ったかぼちゃを「早どり」せず、できるだけ熟させてから収穫したいと考えています。輸入品に比べて価格は高くても、それだけ価値あるかぼちゃを作る国内の生産者を応援してください。


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