「おいしさプロジェクト」で
野菜、果物をもっとおいしく!


〜第17回農法研究会で報告〜


 1月13日、東京の赤坂プリンスホテルで農法研究会(主催:パルシステム生産者・消費者協議会※)が開催され、「おいしさプロジェクト」の取り組みが報告されました。「おいしさプロジェクト」は、これまで行ってきた、農薬や化学肥料を削減するエコ・チャレンジ栽培の技術をさらに進化させ、食味がよく、味の濃い野菜や果物作りに着手するための取り組み。生産者と組合員が協同で、2007年から実験栽培を進めてきました。

第17回農法研究会
第17回農法研究会
 報告会では、まず野菜の産地を代表して、JAつくば市谷田部産直部会(茨城県)の小川保さんから発表がありました。土壌分析の結果をもとにバランスのよい土づくりを行い、味のよい野菜作りに近郊産地全体で挑戦してきました。また、エコ・チャレンジ栽培の農薬削減の方法に合った、おいしい品種を選んで栽培する実験を実施。化学肥料を削減して作物の根を十分に張らせた野菜は、栄養価が高く、味が濃いこともわかってきています。さらに、ユーアイコープの商品サポーターグループ「べじたべ〜る」(2007年から2年間活動)の協力で食味検査を行い、組合員参加型のおいしい野菜作りを実現。現在、人参やキャベツ、ミニトマトなどで、おいしい野菜の品種へ統一が進んでいます。

 続いて果実部門からは、無茶々園(愛媛県)の大津清次さんが報告しました。無茶々園では、生産者の拡大で園地ごとに味にバラつきが出るのを防ぐため、光センサーを導入し、糖度や酸度をチェックして生産者にフィードバックする仕組みをつくり上げました。果樹においても、土づくりや園地の日当たりにこだわり、農薬削減と平行しておいしさの追求がなされています。

 この間、「おいしさプロジェト」の成果としてカタログに登場した「エコ・糖度保証」のりんごや柑橘類は、クレームが非常に少なく、組合員の支持が得られていることがデータで示されています。

 2010年6月には、青果物を通常品目とは別の箱にセットしてお届けするシステムが始まります。それにともない、鮮度が格段に向上し、青果の取り扱い品目数が増加します。「おいしさプロジェクト」で開発された野菜、果物も紙面に多数登場しますので、ぜひご期待ください。

※パルシステム生産者・消費者協議会(通称 パルシステム生消協):パルシステムに農畜産物を供給する生産者と、パルシステム連合会・各会員生協・組合員がともに協議し、活動する場。

                                      株式会社ジーピーエス 常務取締役 高橋宏通


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