日々進化する産直 JAつくば市谷田部

産直が出来ること、してきたこと。

  去る8月27日、JAつくば市谷田部では、2000年に続いて2回目の公開確認会が開催されました。そこで、JAつくば市谷田部が2000年の公開確認会後どのように変化してきたのかを紹介します。

1、空中防除の廃止を実現

 JAつくば市谷田部では、空中から農薬を散布する「空中防除」を2001年に廃止しています。このきっかけは、2000年の公開確認会。参加した組合員から「空中防除をやめてほしい。」との要望が多数出されたためです。空中散布を廃止するためには、パルシステムに野菜を提供している他の生産者にはもちろん、それ以外の生産者にも環境保全型農業への理解を得ることが必要でした。もし、空中防除廃止により稲に病害が発生した場合、JAつくば市谷田部がそれを保証するという条件で、茨城県内でもいち早く廃止に踏み切ることが出来ました。

2、堆肥リサイクル事業の推進

堆肥へのリサイクル この公開確認会での堆肥場見学の際、食品残さを堆肥へとリサイクルすることが課題となりました。これを受けて2002年、地元ハイコープ、パルシステム生活協同組合連合会、ジーピーエスなどと「食と緑の協議会」を設立。堆肥リサイクル事業と交流事業を推進してきました。

3、「硝酸態窒素」の削減

 農薬削減を基本に、さらに一歩進んだ全国の産地のけん引役を担うJAつくば市谷田部。過剰な摂取が人体に悪影響をもたらすと言われる「硝酸態窒素」の削減に向けた栽培実験を行い、窒素肥料の3割削減を実現しました。

4、有機米部会の有機認証の取得

 2004年、JAつくば市谷田部の9名の生産者が有機JASの認証を取得しました。これは茨城県内の米農家では最大面積となりました。

5、後継者組織「若葉会」の結成

 後継者不足で悩んでいる全国の農業情勢のなか、産直による経営の安定を背景に、JAつくば市谷田部では確実に後継者が育ちつつあります。2003年には、20〜30代の生産者が中心となって「若葉会」を結成。米と野菜合同で研修を進めています。

株式会社ジーピーエス 事業部部長 高橋宏通


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