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社会貢献活動レポート

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第34回 ごはんがまんなか、日本型食生活を広げよう パルシステムの食事バランスガイド普及事業 社会的責任と生協事業
連合会 商品統括本部 商品企画部 部長 栗田典子さん
連合会 商品統括本部
商品企画部 部長
栗田典子さん
連合会 商品統括本部
商品企画部くらし企画課
連合会 商品統括本部 商品企画部 部長 栗田典子さん
最近、商品カタログやチラシなどで、ごはんやパン、サラダなどの料理のイラストがついたコマを見かけます。これは農林水産省などが推進する「食事バランスガイド」で、「何を」「どれだけ」食べたらよいか、という「食事の基本」を示したものです。パルシステムでは今年度、「食事バランスガイド」の普及事業に取り組んでいます。多くの産直産地の生産者と組合員を結び、農から食への「いのちのつながり」をテーマに商品づくりをしてきたパルシステムにとって、「食事バランスガイド」は日本型食生活を広げるという目的で重なります。連合会商品統括本部商品企画部の栗田典子部長、担当している井田尚子職員に「食事バランスガイド」普及事業について話を伺いました。
食事バランスガイド普及事業にパルシステムも参加

05年は「食育基本法」が施行され、日本の食育元年といわれています。政府は2000年に10カ条の「食生活指針」を発表しますが、05年には、より具体的に何をどれだけ食べればいいのかを示すものとして「食事バランスガイド」をまとめました。今年度、この食事バランスガイド普及事業の「地域連携部門」にパルシステムも参加することとなりました。

パルシステムは、商品事業そのものを食育と位置づけ、2000年の3媒体立ち上げ当初から「食育」を方針に掲げています。2002年に開催した「食育カレッジ」でも“だし文化”について考えるなど、一貫して「日本型食生活」をテーマとして、お米を中心とした日本型食生活を推進してきました。しかし一方で、「野菜不足」「子どもの偏食」「メタボリック」といった各ステージ別のくらし課題が現れてきています。今回の政府の普及事業は、食事バランスガイドを知ることだけではなく、「行動変容に至らしめること」をねらいとしており、こうした食習慣の改善に貢献できる、まさにパルシステムのくらし課題解決事業の目的とも合致したものといえます。

主菜よりも副菜をしっかり

食事バランスガイドをよく見ると、主食の次に主菜ではなく、副菜を挙げています。つまり「お米をしっかり食べて、野菜・海草などの副菜を多く摂る」日本型の食事を推奨しています。

パルシステムにはライフステージごとに選べる「YUMYUM」「my kitchen」「Kinari」の3媒体がありますが、食事の中で野菜への関心が高いのは3媒体共通。「『野菜が足りていない』『子どもにどうやって野菜を食べさせたらいいか』といった野菜に関する悩みが寄せられています」と栗田部長。野菜が少なく、油や肉に頼る欧米型食生活で、日本人は健康のバランスを崩してきました。食事バランスガイドはごはんを中心に野菜をしっかり摂る日本型の食生活を提案しています。「油のうま味は常習性があります。これに対抗できるのは『ごはん』と『だし』のうま味をもつ日本型の食事。そこのところは食事バランスガイドと同じですね」(栗田部長)。

栃木県の有機水田で日韓合同の生きもの調査

政府の食事バランスガイド普及事業の「地域連携部門」に採択されたパルシステムは、組合員だけでなく地域のなかにも、食事バランスガイドの普及と日本型食生活を広げていくことが求められています。栗田部長は普及事業を「これまで培ってきたものを体系化し、新たな取り組みを組み立てていくきっかけにしたい」と考えています。
具体的には次のようなことを実施していきます。

●商品カタログを通じて

  1. 商品案内の裏表紙を使って「ごはんがまんなか日本型食生活のススメ 毎日の食事1、2、3」として、情報発信していきます。
  2. 毎回5品、商品に「副菜マーク」を付け、副菜を手軽に一品追加することを提案していきます。
  3. 毎日とりたいおすすめの果物にマークを付けて紹介します。

●子ども向けツール

幼児から、小学校中学年程度の子どもを対象とした「げんきなカラダつくろう! ごはん&うんちシールブック」を希望者に無料で配付します(10月1回企画。注文の受付は終了しました)。 「3〜9歳ぐらいのお子さんを対象としています。シールを貼ることで食べることと体の関係を楽しみながら身につけてもらおうと考えています」(井田職員)。

●インターネット食事バランスチェック

食事づくりの経験が浅く、子育ても初心者である「新米ママ」を中心に、インターネットでモニターを募集。22名のモニターが3日分の食事を写真に撮り、データとともにSNS上に投稿してもらいます。これをもとに、パルシステム神奈川ゆめコープの食育リーダーが食事バランスガイドのコマをつくり、アドバイスします。 「事前の調査では、YUMYUM世代ほど関心が高く、約50%の方が『やってみたい』と回答してくれました。管理栄養士の江木敬子さんのご協力をいただきながら進めていきます」(井田職員)。  また、モニターのみなさんを対象に食事バランス講習会を開催します。講習会では、パルシステムの商品を使って手軽に作れる副菜を紹介しながら、本来のバランス量が「食材の場合」「料理した場合」、それぞれどのくらいかを目で見て覚えていただきます。こういった取り組みでモニターである組合員の食事の改善を目指すとともに、組合員である食育リーダーが活躍していく場をつくっていきます。

パルシステム連合会ホームページ

毎日の食事1.2.3

●地域住民対象に講習会

11月・12月には、「NPOみんなの食育」と協力し、商店街の店舗を活用して、地域のみなさんを対象にパルシステム商品を使った講習会を開催します。食事バランスを目で見て理解していただき、同時にパルシステムの商品のおいしさも伝えていきます。

●「だし」をテーマに家庭科教材作り

中学校の家庭科教材向けに、「だし」をテーマにした授業案・教材を開発します。現在、だし実験キット、ワークシート、DVDなどを教材メーカーと協力して検討しており、年内に案づくり、教材サンプル製作を目指しています。


くらしに寄り添い改善を提案

栗田部長は最後に、「今回わかったことは、食事はとてもプライベートなものだということ。自分の食事バランスを見直したくても、誰かにアドバイスしてもらうチャンスはまずありません。今回のさまざまな企画を通して組合員さんの食事の現状を少しでもよくすることができればいいと思っています。たとえば、朝、たこ焼きやあんぱんを食べさせるお母さんも、忙しい朝にどうしたらきちんと食べさせられるか悩んでいるんです。パルシステムでは、一人ひとりの状況や気持ちに寄り添いながら、一歩ずつ改善できる方法を提案していければいい…と考えています」と語りました。

*本ページの内容は2007年11月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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