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社会貢献活動レポート

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第28回 子育てに悩む若いお母さんたちの「心」を受け止め、そして支える 社会的責任と生協事業
パルシステムグループでは会員生協ごとに子育て支援のさまざまな取り組みをしていますが、昨年4月からパルシステム連合会として「赤ちゃん相談」を始めました。相談は月曜日から金曜日の10時から17時まで。資格を持った専門の相談員が受けています。相談員はNPO法人くらしサポートの中島拓子さんと久本悦子さん。そのおふたりとパルシステムくらしの相談センターの佐々井恵子室長に「赤ちゃん相談」から見える子育て世代の現状と、生協としてできる支援のあり方について話を伺いました。
相談の影に見える母親たちの姿

06年4月に赤ちゃん相談を開始してから今年1月までの相談件数は2013件。専門家のアドバイスが必要と判断したものは、アドバイザーの管理栄養士、助産師、保健師、カウンセラーなどが文書で回答することになっており、そうした文書回答はそのうちの133件です。

相談の内容は、赤ちゃんの健康状態から離乳食のこと、お母さん自身の健康状態まで多種多様。中には誤飲や発熱などすぐに病院に連れて行ったほうがよいものもあるそうですが、話を聞いてもらうだけで安心する場合もあるようです。
「今時分の気候の時は、どんな服を着せたらよいのでしょう…、といった相談もあります。お母さん自身の体感で赤ちゃんに何を着せるか、暑いか寒いかなど推測できると思うのですが、『赤ちゃんは特別』と思いこんでいて判断に迷うようです」と久本さん。また、育児書などに何カ月では何キロ、何ができると書いてあると、「うちの子は小さい」とか「言葉が遅い」とか、子どもの成長に一喜一憂し、とくに健診時に医者から「少し様子を見ましょうか」などと言われると落ち込んだりしてしまうそうです。
「情報がないわけでなく、情報がありすぎることも迷いの一因」と中島さん。インターネットにあふれる情報がそれぞれ違っていると、どう判断していいか迷って相談してくる場合もあります。こうした相談の影に、育児にまじめに取り組み、ひとりで悩むお母さんの姿が見えるといいます。

お父さんの参加をアドバイス

生協の班活動が盛んだった頃は、班の中にいろんな年齢層の方がいて、子育て情報の受け渡しがありました。今は生活様式も変わり、個配が主流です。こうした中で「お母さん自身のコミュニケーション力が不足している」と中島さんは感じています。公園で子どもがいじめられても対応できない、公園で親のグループに入っていけない…などが理由となって、家庭で子どもとふたりっきりで過ごす、そのことでさらにストレスを溜め込んでしまいます。

「相談で何を言いたいのかわからないこともあります。それをひとつずつほぐしていき、あなたはこれが言いたかったのね、とやっとわかってくる。その根源が夫との関係であることは結構多いです」と中島さん。

子育ての時期はお父さんも仕事が忙しい年齢。どうしていいか悩んでいても、一番身近な夫がその悩みを聞いてくれず、子育てを共有できない。ひとり、子育てにがんばっているお母さんに対して、夫からのねぎらいの言葉もない。中には「家にいて子どもの世話だけしているのだから楽だろう」といった態度や言葉が、お母さんを追い詰めてしまう例もあるそうです。

イライラから子どもに手を出し、落ち込んで電話をかけてくる人もいます。自分から虐待という言葉を使うお母さんもいます。そういう場合、中島さんは「赤ちゃんとふたりっきりではなく、外に出るように」と勧めます。また、夫に心配事を相談するときに「メール」を使うようアドバイスすることもあるそうです。

お父さんが忙しい場合は、土・日の休日だけでも赤ちゃんを見てもらって、お母さんがリフレッシュする時間をつくったり、みんなで外出するのもひとつの方法というアドバイスもします。

生協らしさあふれる子育て支援 ─助け合いの中で子育てを─

「赤ちゃん相談」は毎日相談を受けており、会員生協でもそれぞれの取り組みがあります。また、生協の助け合い活動は、お年寄りだけでなく子育て支援も行っています。そうした助け合い活動の紹介やそれぞれの生協の子育て広場などがあることも相談の際に情報提供をしています。

また、生協のイベントなどでは子どもを預けて参加できるように保育を設けています。子育ての時期はそんなに長い時期ではないので、生協という場を活用して、お母さんが閉じこもるのではなくいろんな場に出てほしい、と中島さん、久本さんは声をそろえます。そして、「パルシステムの男性職員も、ぜひ、子育てに参加してほしい」というのが3人からのメッセージです。

*本ページの内容は2007年4月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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